11.床材について

床には杉の厚板がおすすめです。厚さは30mm。私たちは主に愛知県東栄町付近から採れる杉材を使用します。通常は15mmで十分とされますが、厚板は素材の持つ良さをより引き出してくれます。

杉材は伐採の季節からこだわり、丁寧に乾燥させることで程よい油分を残し、色艶の良い床材に仕上げます。杉材は生活空間と相性良く馴染む素材です。サラッと足触りもよく、冷たさを感じません。直接寝転んでも気持ちがいい床に仕上がります。当初は柔らかいですが、年月が経つと圧縮され程よい固さに落ち着きます。

床材には、あえて節のある板を使うことで、コストを抑えることができ、何より節や色むらが生活に伴う細かい傷や汚れを許容してくれます。

杉材のほかに、同じ産地の桧材、輸入材のオークや、松、南洋材などのフローリングを使用することもあります。詳しくはご相談ください。

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