12.内装仕上について
内装は、雰囲気のお好みや建物の計画により、珪藻土塗り、EP塗装、杉や桧の板材、桧合板、などを使います。珪藻土は当社オリジナル品で、珪藻土の含有率は85%で接着剤などの化学物質は一切使用しておりません。
珪藻土は調湿作用に優れ湿度を適度に調整するため、「夏場のエアコン使用が少なくなった」とおっしゃるお客様が多いです。珪藻土塗りの壁はとても機能性の高い優秀な壁です。
また、EP塗装は室内向けの水溶性の塗料で、臭いも少なくシンナーなどの溶剤も不要なため安心して使うことができます。
珪藻土塗りやEP塗装は石膏ボードに塗ります。石膏ボードは工業製品であるため品質の安定度、価格の安さとも優秀な材料です。しかし、工業製品であるだけに数十年後も安心できるかといえば一抹の不安が残ります。加えて、ビスや釘を打ちつけた時の引抜強度や、何かをぶつけたときの耐破損強度はあまりありません。
ただし、「もっと気楽に、壁もスペースとして有効活用したい」という方には木質の内壁をおすすめしています。杉板材、桧合板を内壁に張った家ならもっと気楽に住みこなせます。ビスや釘も効き、ちょっとした棚の据付も簡単です。杉板にEP塗装(白系)を現場塗装した壁は、木の質感もあらわれ、白壁の空間に置く家具や調度品もコントラストが効いて映え、ほどよくラフでおすすめです。