22.カーポート・フェンス・塀について
当社では、オリジナルのカーポートを提案します。アルミやポリカーボネートの既製品を使用しない、シンプルでかつ丈夫なものです。
屋根のみのカーポートです。要らないものを省き、シンプルなカーポート(1~3台まで)をおすすめします。躯体は、鉄骨で溶融亜鉛メッキ処理。溶融亜鉛メッキ処理は丈夫で長持ち。最初はギラっとした感じがありますが、数年で淡いグレーに変化し経年変化も味わいがあり良いものです。
屋根材は、ガルバリウム鋼板の素地の折板屋根とし雨樋もガルバリウム製です。カーポートの高さ計画も重要です。基本的には梁下で2.1mの高さを確保します。立体駐車場などの高さ制限と同等です。ハイルーフ車やキャリア付きのお車であればもう少し高く設定します。外壁で囲ったり、シャッターなどもつけたガレージをご要望される場合は、ご相談ください。
敷地外周部にフェンスを設置する場合は、私たちはカーポートと同じく、溶融亜鉛メッキ処理のスチールフェンスを提案します。昨今ではカーポートもフェンスも、アルミメーカー材を使うことが主流です。しかし、永い期間での強度や耐久性、経年変化の良さ、を比較するとやはりアルミよりもスチールの亜鉛メッキに軍配が上がります。
建物廻りに塀を計画することもございます。用途としては、主に目隠しやちょっとした土留めの役割もはたすものです。一般的にはコストの面もふまえて、コンクリートブロックを積んだり、アルミの目隠しフェンスを採用されることが多いと思います。
もちろん、そうした塀やフェンスも悪いものではありません。しかし、私たちは杉板の型枠で作成したコンクリート塀をおすすめします。
コンクリート塀は強固で耐久性が高くメンテナンスは要りません。型枠で使用する杉板は、貫材(ぬき)といわれるものです。節も沢山あり、杉の材料としては一番コストの低いものです。
この材料を使用し型枠を大工さんに作ってもらい、現場でコンクリートを打設します。杉材の柄が塀に残った仕上がりになり、冷たく重いコンクリートの印象が和らぎます。