24.費用について

現在(2024年1月)の実績では、23坪程度~56坪程度で3,600万円~6,300万円程度となっています。

建築の費用は、どこまでを建築費に含めるのか、現状敷地がどのような状態なのかにより大きく変わります。家のトータルの大きさも重要です。建築のコストのほとんどは、平米数(大きさ)や立米数(体積)に比例します。インフラの整備状況、土地の高低差、周辺環境による影響もあります。

当社で提案するお家のそれぞれは、普段の私たちから見て、素材とコストのバランスの取れたもの。建物はシンプルな計画を立てて、長持ちし、無駄な手間を抑えた家づくりをしていきます。特に安いわけでも、特に高級で高価なものでもありません。

同じ工種項目でも、実際の職人さんやつくり手の考え方や、一つひとつの作業の仕方によっても費用は変わります。当社の家づくりに携わる職人さんたちは、ほぼ固定のメンバーで技術もコストも人間性も信頼のおける仲間です。

イシハラスタイルの家はいくらくらいですか?とよく尋ねられますが、設計計画とつくり方によって費用は変わってきます。

「軒について」の項でも触れましたが、一般的には軒の出は坪単価に含まれないのです。それ故、坪単価で比べるのもナンセンスでもあります。照明器具やインテリア品、何をもってどこまでを建築費用とするのかは、建築屋さんによりまちまちです。

決まった形の工業製品の家を、同じ条件の土地に建てるのであればコストの比較はしやすいです。暮らし方や、周辺環境、建築地にあった自然の素材の家を建てるには、しっかりとプランし、イメージし、打ち合わせたうえでそれに見合った見積を作る必要があります。見積額がご予算を超える場合は、計画を見直しコストを抑える調整を何度も検討していきます。調整をする中で、本当に必要なものは何なのか、という取捨選択をするのがおすすめです。暮らし方、周辺環境、予算について丹念に計画していくことが、後悔のない家づくりにつながると信じています。

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