4.構造材のこと
構造材とは、柱や梁(はり)など建物のフレームを構成する材料のことです。私たちはシンプルな構造計画で、無理のないプランニングを心掛けています。
使う構造材は愛知三河・岐阜・三重の檜材・杉材が主です。近くで育った材木は、やはり近くで使う。それは、LCC(ライフサイクルコスト)を下げることにもつながります。
私たちが飲んでいる水は、近くの山のおかげです。近くの木を使うことで、山を管理する方たちの生活を守り、水源を守ることができます。 国産材は高いと思われがちですが、それは節のない稀少な材料に限ったお話。節ありの素材であれば、なかなかお値打ちです。 集成材や米松材は、必要な時だけ使います。例えば、梁せい(梁の高さ)が大きい場合などは集成材が必要な場合があります。建築地に制約があるなどの理由で、構造材に安定した計算値が求められる場合も集成材は有効です。