5.木構造について

代表の石原は大工をしていたころから30年以上、木造建築に携わってきました。さまざまな木造構法を経験してきましたが、最も多いのは在来軸組工法です。様々な「継ぎ手」を用い木と木をぴったりと組み合わせ、柱や梁を組み上げていく伝統的な工法です。

もちろん、工法にはそれぞれ一長一短がありますので、建物の計画に応じて相性の良いものを選択しています。必要に応じて、在来工法だけでなく金物工法を取り入れることもあります。物件ごとに最良のプランを検討しています。

構造材は主に、岡崎市東阿知和町の製材工場(株式会社イトキ)から仕入れ、加工は海部郡飛島村のプレカット工場(東海プレカット株式会社)に依頼しています。長年お願いしているベテランの担当者が、阿吽の呼吸で高品位な構造材を届けてくれます。

床には、剛床工法と呼ばれる厚合板を使用して、水平耐力を高める工法を採用しています。水平耐力とは、地震や風圧などの水平力に対して、住宅の構造が耐える力のことです。一階の床面にも採用することで、床下からの気密性能も向上します。

屋根の構成では、登梁を掛けるプランが多く採用されています。屋根にも厚合板を打ち付けて水平耐力を高める工法を用い、シンプルな構造計画により耐久性を大幅に向上させます。

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