7.屋根材について

私たちは、瓦屋根とガルバリウム鋼板の屋根をおすすめしています。

瓦は、三河地方の土を使った素焼きの瓦です。私たちの住む三河地方は、昔からとても優秀な三州瓦の産地として知られています。

私たちが使用する瓦は、高浜市に本社を置く三州野安株式会社の平板瓦です。私たちオリジナルの素焼き瓦は、釉薬を塗らず、いぶし瓦のように燻化もせずに「素」の状態で焼成します。原材料は「土」のみ。隣町である安城市の良質な粘土をメインに、瀬戸市の粘土もミックスしています。

素焼き瓦は、年数とともに大気中の埃や雨染みが付着していきます。そうして環境にさらされることで、瓦は外壁で使用する自然素材の杉板と相まって、素晴らしい経年美化を見せてくれます。素焼き瓦は長期耐久性にも優れ、メンテナンスや更新はほぼ必要ありません。

鋼板屋根に比べると重量はありますが、適切に構造計算を行い、構造部材を選定すれば問題ありません。また、瓦は一枚一枚交換できるので、台風などで万一めくれたり割れたりしても補修が容易です。

一方、ガルバリウム鋼板の屋根は、シャープで軽快なデザインが特徴です。一般に流通しているガルバリウム鋼板にも種類があり、通常の品質のもの(カラー鋼板)と、長期耐久性に優れたもの(タイマカラー)です。違いは塗膜の性能です。

私たちはタイマカラーを使用しています。色合いがマットで、街並みや周辺環境に美しく馴染むのが特徴です。

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