【見学会】実際のお家が見られる耐震構造見学会

木の家をもっと強く、コーチパネル工法で高い耐震性を

耐震性を向上させる手法はいくつかありますが、コーチパネル工法はその1つです。
飛行機にも採用されるモノコック構造で、飛躍的に耐震性が高めることができます。
また、断熱性と気密性も同時に高められ、壁内結露も予防できるのが特徴です。

近年普及しつつある最先端の工法でイシハラスタイルでもコーチパネル工法をプランの1つとしてご提案しています

今回、お客様の実際のお家で採用させている様子をご見学いただけます。

耐震面材という聞きなれない言葉

一般的には「筋交い」「耐力面材」を使用することが多いのですが
現在では耐力面材を柱の外に釘で留める工法が多く採用されています。

筋交いよりも耐力面材の方が普及した理由として、固定するビス・釘の本数と、打つ箇所による耐震性の違いが挙げられます。筋交いはビスを打つ場所が2箇所26本と地震の力が集中するのに対して、面材は全体にまんべんなく60本以上の釘を打っていきます。

単純に26本と60本以上と本数が違う上に、1本1本を全体的に打てる面材はより地震の力を分散させることができます。
断熱材の体積も少なくなるという理由もあり、外周部には面材で、建物内に筋交いを使うというケースが多くなりました。

耐力面材を外側から張るのが主流になってきましたが、コーチパネルは頑丈なパネルを柱と柱の間にはめ込んでしまいます。
このパネルには、先程の耐力面材が釘で打ち込まれているため耐力壁としても機能します。

耐力壁としても機能しながら、柱と柱の間にはめ込むモノコック構造により同じ耐震等級3でも実際の耐震性が飛躍的に高くなります。

コーチパネルは工場生産、精度にばらつきがない

通常、耐力面材は職人さんが現場で釘を打って固定していきますが、コーチパネルの場合は工場ですでに釘が打たれた状態で現場に運ばれてきます。
この釘打ちが耐力面材では大事なポイントで、力が強すぎて釘がめり込んでしまうと耐力壁としての機能性が落ちてしまいます。

全ての耐力面材を、浅くも深くもないピッタリな位置で釘を打ち込めるのは、高精度な組み立てができる工場生産の大きなメリットです。

壁体内結露を防止し、気密制精度も向上

コーチパネルには、断熱材をネオマフォームと組み合わせて作られているため
このネオマフォームは、水蒸気を非常に通しにくい素材のため、冬場の外気温が-10℃まで下がっても壁内結露は発生しない素材です。
また、精度よく柱の中にパネルを入れ込むため気密性能も施工現場で対応ができることも良さの一つです。

耐震性だけでなく断熱性も気密性も上がり、壁内結露の予防も可能になるメリットが大きい工法です。
強いてデメリットを挙げるなら、コストがそれなりにかかってしまうことでしょうか。

実際に使用しているところを見学できます

今回は、お客様のご厚意により、建築途中のお家を見学させていただけることになりました。

内壁が張られてしまうとみることができなくなってしまう「耐震」「断熱」パネルをご見学いただければと思います。

下記からお申込みください。愛知県西尾市にて開催いたしております。
ご予約いただいた方に、詳細をご案内させていただきます。

開催概要

開催場所愛知県西尾市
参加費無料
開催日ご希望日を調整致します。
開催時間①10:00〜
②13:30〜
※内容は同じです。ご希望の時間帯をご選択下さい。

お客様の声

「ここまでしっかりと補強されているとは驚きました!」
普段、完成後の家しか見たことがなかったので、壁の中がどのように組み立てられているのかがよく分かりました。
コーチパネルがしっかりと固定されていて、耐震性だけでなく断熱効果も高めている様子を実際に確認できたので、とても安心です。
家づくりの重要な部分を知ることができ、ますます完成が楽しみになりました。

「断熱材がこんなふうに入っているんですね!」
コーチパネルの裏側にも工夫があって、断熱材がしっかり入っているのを見て驚きました。
完成後は見えない部分なので、説明を聞いてもイメージしづらかったのですが、実際に目にすると「こんなに丁寧に施工されているんだ」と納得できます。
地震に強いだけでなく、夏や冬も快適に過ごせそうだと実感しました。

「家の“中身”を見られて安心しました!」
いざ住み始めると、なかなか壁の中をチェックする機会はありません。
そのため、建築中にしっかり確認できたのはとても貴重でした。
コーチパネルを使うことで、万が一のときに修復しやすい構造になっていることや、断熱性能を高める工夫なども丁寧に説明していただき、家づくりへの信頼感が一段と増しました。

講師プロフィール

石原真
一級建築士
株式会社イシハラスタイル 代表取締役

1974年生まれ。県立西尾高等学校、愛知大学卒業。大学では地理学を学び「町づくり」をしたいという志から地元工務店に就職。大工や現場監督として西尾市内の店舗作りを行う。その後、独立し、イシハラスタイルを設立。地理学の知見を活かし、自然環境、地形、町の成り立ちを活かした町づくり、家づくりを行う。地元・三河の豊かな風土を生かした家づくり、町づくりを手掛けている。 「建築は町の構成物」という観点から、一級建築士として「住む人の目線」で街並みに馴染み、街並み作りに貢献する家や店舗を数多く作っている。

石原智葉
一級建築士
株式会社イシハラスタイル 取締役

愛知県西尾市生まれ。イシハラスタイル創業後から、同社の家づくり事業に参画。平成35年に一級建築士資格を取得。作り手の都合ではなく、「家事をする人」「使う人」の目線での既存の常識に囚われない提案を得意としている。

満足できる家づくりを実現するため、顧客からの入念なヒアリングを行っている。顧客のプライベートや性格などを踏まえた設計提案は、満足度と納得性があり高い評価を得ている。メーカー各社が提案する地に足のつかない「浮ついた便利さ」「目新しさ」ではなく、「住む人」の楽しみや好みを生活に落とし込む提案を得意としている。

プライベートでは、釣り好き。月を見るのが好き。地元食材や地元物産が好き。