愛知県の自然素材を活かした木の家

一番はやはり素材のもつ優しい色合いと風合い、そして手触りのよさは格別です。
外観は風雨から長い年月を守る堅牢さはもとより、周囲の景色と調和をし目を引きながらも目立ち過ぎない品の良さがあります。
室内も木の床ははだしでもきもちよく過ごせる肌触りのよさ、木のインテリアの手触りの優しさに加えて、木の香りに包まれた癒しの空間です。

家づくりで意外と知られていないのは、健康的な暮らしにもぴったりだということです。特に木や土を使った内装仕上げ材の暮らしでは、コンクリートなどの素材に比べると室内の温度計で測った温度と表面温度に差ができにくいことから暑さや寒さの体感などちょっとした感覚の違いで心地よさが全くと言っていいほど違います。温度差があると人は不快感を覚えることから、素材を使用するだけで室内環境の居心地が変わるといえます。

住宅で使用する自然素材は、主に木材、土、石、鉄、紙などです。
どれも耐久性に優れ、はるか太古から家づくりに使われてきた素材であり実証済みです。
木は構造から、床・壁などの内装、家具に至るまで沢山の場所で使用されます
土は、その昔は壁や屋根の下地として使用され調湿や温度を安定させる効果がたかく、現在は塗壁などに利用されます
石は水にも強く耐久性も高いので、以前は束石(家の土台を支える)として使用さてるぐらいで、現在は加工性も上がり天板などにも利用します
鉄は粘りが強く細くても強度があるのでインテリアを支える素材として大活躍です。手すりのブラケットやテーブルの脚など自由自在に扱え、かつ耐久性も高いです
紙は、障子に使えば柔らかく光を遮ったり空気を遮断することができます。破れやすいですが、昔は自分で障子を張り替えたりしていたほど扱いやすいそざいになります

自然素材の魅力は、住む人にとってのみではなく
使い終わった家を解体処分するときに、環境に対してもとても優しい素材です。
もともと自然界にあったものを、自分たちの家として利用し、それをまた自然界に戻すという考えは非常にサスティナブルで、環境負荷が少ないだけでなく解体費するときのコストなどもコンクリートなど埋め立てに頼る素材に比べてリーズナブルであり、次の世代に残すべき素材と言えます。

気候に適した木の家を設計する際に考慮すべきポイントは多岐にわたりますが、以下にいくつかの重要なポイントを挙げてみます。

断熱性能: 寒冷地では断熱性が重要です。適切な断熱材を使用し断熱層をしっかりと設計することが必要です。一方適切な通気性を確保することが重要です。
耐久性: 木材は耐久性に優れていますが、湿気や虫害による腐朽を防ぐために、使う場所にあった木材の選択や防腐処理が必要です。
風通しと日当たり: 風通しの良いデザインと、日当たりを最大限に取り入れる配置が重要です。これにより、快適な居住環境を確保できます。パッシブデザインを取り入れた設計も非常に相性がよいです。
地域への配慮: 地域の街並みにあわせた優しいデザインである事は周囲に愛され根付いた生活には大切です。自分だけという考えでは周囲との調和を図ることができません。コミュニティと一員として町に寄与することは、自分自身が暮らしやすいだけでなく安心安全にもつながります。
自然素材の利用: 可能な限り自然素材を使用し、環境に配慮した建築を目指します。これにより、環境への負荷を最小限に抑えられます。
地震対策: 地震が頻発する地域では、地震に強い構造や柔軟性のある設計を行うことが重要です。

これらのポイントを考慮して、気候に適した木の家を設計することで、快適で持続可能な住宅環境を実現することができると考え、敷地や環境に合わせた設計を心掛けています。

家を作る時、設計平面図や外観の図面をみてどんな家になるのかと想像すると思います。
でも、ほとんどのひとが図面をみても実際に土地に家が建った時に、どのように見えるのかを想像できる人は少ないのです。
南に向いているからお日様がたくさんはいり、温かくて明るい家になるとおもうかもしれませんが、お隣の家がどのように建っているのか、駐車場がどこにあり通行する人からの距離感などを判断できずに、家ができてから気づくことも多いのです。
それを、家を建てる前にしっかりと検討してプランニングをするのが設計なのです。
居心地よい空間になるかどうかも影響してきますので、目に見えないメリットデメリットなどをしっかりと検討してくれる設計ができることが大切なのです。

家の外観とは人の外見と同じようなもので、どんな人が住んでいるのかどんな暮らしをしているのかが現れます。
意外と毎日家を外から見る機会もおおく、デザイン性も含めて大切に考える方も多いです。

同時に、家の外観は毎日風雨にさらされ、紫外線をあびることで室内よりも過酷な環境にあるといえます。そのため、どんな材質にするかによって耐久性が大幅にかわってきます。
耐久性がかわるということは、コストにも関係しますし家を管理するための費用も違いが出てきます。
その中で、どんな素材をつかいどんなデザインにするのか迷ってしまうでしょうが、それでもイシハラスタイルでは「自然素材」が一番適していると考えます。
先に申し上げた通り、自然素材ははるか昔から使用されて実績があることが大きいのです。
時間をかけてゆっくりと、経年の美しい変化をしてく姿を楽しむのも家づくりの醍醐味と言えます。それには木材を使った板張りの外壁が適しています。

自然素材の外観と相性が良い、緑の植栽をつかったお庭造りは、家の中から植栽の美しい景色を楽しむことができるだけではなく、家の外観というと、お庭をふくめて全体のことを表現することが大半で、実際に家が完成して外構が出来上がる前と後ではお家の美しさはまったく違う物のようにみえます。
庭園のような立派なものではなくて、手入れのしやすいものや、季節ごとに彩をくわえてくれるモミジや花の咲く木を選ぶ方も多いですし、菜園を作る方も多くいらっしゃいます。
少し庭に出て、外の空気を吸いリフレッシュする。
そんなリラックスできる機会をくれるのも植栽の魅力です。少しの手間を楽しみに変えていくのも新しいライフスタイルだと考えています。