六供町のスキップフロア住宅







見晴らしの良い高台にある土地を購入されたお客様。家は密集しているも遠くの街並みを見下ろす景色がよさそうだからと家づくりのご相談をいただきました。しかし、家のお隣は右も左も後ろも高さが3m以上差があるような状況。周りは皆さんとてつもない擁壁に囲まれていて少し戸惑いました。同じように土工事を行うことも可能ですがかなりの費用がかかると思いました。しかし予算的に難しいと判断をし、なんとか土地の勾配に添ったプランをすることで外構工事を減らし、少しでも家のほうに費用が掛けられるようにと計画されたのがこちらの住宅です。
実際に建ててみると1階部分は土地の低い所に埋まっているようにすら見えます。スキップフロアといって部屋と部屋が会談で繋がるような段差のある計画ですが、ちょうど中間層にダイニングキッチンを配置して、それぞれの部屋が緩やかに繋がることのできて羨ましくなるようなお家ができました。
1階に子供スペース、中間にDK、2階にリビングと寝室、プラスしてロフトのあるお家はどのお部屋からもDKと吹抜に繋がるドアや窓があって楽しく暮らしていただいています。
House
・家族の優しさ・繋がりを共有する家
・コンクリートの無機質さを上手く取り入れた家
・自分らしくカスタムできる家
・自然の恩恵を感じる家
・景色を楽しむ家
・将来の変化に備える家
そんな想いを叶えるお家です。
point


写真からも土地が斜めに勾配がついているのがわかります。お隣のように擁壁で土地をまっすぐにするためには、かなりの高額な費用がかかります。またコンクリートの強度は100年はもつと言われていますが、もっと先の将来に擁壁を作り直すにも高額な費用がかかることを懸念してできるだけ素直に、この敷地の状況を生かしたプランをするご提案をしました。隣地との高低差のある住宅建築は費用だけでなく、条例に従う必要がありかなり条件が厳しいものとなります。
安全を確保するためではりますが、申請業務や開発行為なども複雑になります。
こちらのお宅ではスキップフロアでフラット35をご利用され、耐震等級3を取得しています。
プランの中でも工夫されているのは、玄関の位置です。お隣の塀と自宅の壁に囲まれた小道のように設計することで趣のある雰囲気ができました。そうすることでリビングやダイニングなどのプライベートな場所に明るく大きな窓を作り、景色が楽しめる間取りです。南側はあえて高窓だけにして、お隣や道路からの視線をはずしています。















六供町のスキップフロア住宅
完成 2020年完成
所在地 愛知県岡崎市
敷地面積 238.44㎡(72.13坪)
延床面積 87.78㎡ (26.5坪)
市街化区域
二階建て